革新的なDRCデバッグを実現 - Results Viewerのご紹介
ケイデンスのレイアウト検証ツールPVS v16.1よりDRCの解析機能として、Results Viewerがリリースされました。従来のDRC Debug Environmentの機能をカバーするだけでなく、下記機能が追加され、解析機能が強化されています。
- Hyperlink to DRM
- Histograms 図2をご参照ください
- Heatmap (colormap) for density 図3~図4をご参照ください
- Compact mode
- Open more than one files at different tabs
- Merge result from different rules or files 図5~図6をご参照ください
- Assign different colors for different rules
- Multiple layout windows support in Virtuoso
- File Browser
図1: Results ViewerのメインGUI
Results Viewerは、以下のプラットフォームツールと連動し、物理データとクロスプローブを行いDRCの解析を効率的に行うことが可能です。
Virtuoso (Virtuoso IPVS)
Innovus
Quick View
ここでは、2つの特徴的な機能について、ご紹介します。
■Densityのヒストグラムとカラーマップ機能
PVSで解析したDensityの結果を、各プラットフォームツール上で、カラーマップとして表示することができます。Results Viewerの解析機能と連動して、Densityの状態をカラー化することで、粗密の状態や密度不足の箇所を瞬時に確認することができます。
図2: Results Viewerで密度結果をヒストグラム化した結果
図3: ヒストグラムのカラーと連動しデザイン上にカラーマップを表示
図4: 特定のDensityのみカラー表示も可能
■複数の違反ファイルのマージ機能
1つのデザインを階層設計で設計者が分担している場合、各階層で処理したDRC違反の情報を、チップレベルデザイナーが集約し、まとめて読み込む事でデザイン全体でのDRC違反のデバッグを可能とします。
図5: 複数の違反ファイルをそれぞれでデバッグすることも可能
図6: 複数の違反ファイルを1つにマージでしてデバッグも可能
RVの機能を紹介したデモビデオ及びRAK(Rapid Adoption Kit)が準備されておりますので、以下も是非ご参照下さい。
*こちらをご覧いただくためには、Cadence Support (COS)のログインID、パスワードが必要です。
- PVS DRC Results Viewer 001 – Overview (Video) 18’56’’ (Demo)
- PVS DRC Results Viewer 002 - Colors Support (Video) 3’27’’ (Demo)
- PVS DRC Results Viewer 003 – Compact Mode (Video) 2’43’’ (Demo)
- PVS DRC Results Viewer 005 – Hyperlink to DRM (Video) 3'59'' (Demo)
フィールドエンジニアリング&サービス本部
平野 貴大
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