ケイデンスのデジタルフルフローおよびサインオフツール、Samsungの8LPPプロセス技術で認証取得
システムおよび半導体メーカーの8nm LPPプロセス設計の提供を加速する リファレンスフロー
Yokohama, 23 May 2018
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、5月22日(米国現地時間) 、デジタルフルフローおよびサインオフツールがSamsung Foundryの8nm LPP (Low Power Plus) プロセスにおいて認証を取得したことを発表しました。ケイデンスツールが8LPPプロセスのプロセス・デザイン・キット (PDK) およびファウンデーションライブラリーにおいて認証を取得し、Samsung Foundryの精度要件を満たすことが確認され、システムおよび半導体メーカーは8LPP設計を加速することが可能となります。
8LPPプロセス技術で認証されたケイデンスRTL-to-GDSIIデザインフローは、OpenRISC OR1200デザインを使用するSamsung FoundryのDM (Design Methodology) をベースとしています。ケイデンスのデジタルフルフローおよびサインオフソリューションの詳細については、www.cadence.com/go/samsung8LPPcertをご覧ください。
ケイデンスのデジタルおよびサインオフツールは、クイックスタートキットを通じて利用可能です。認証されたツールには、Innovus™ Implementation System、Genus™ Synthesis Solution、 Joules™ RTL Power Solution、Conformal® Equivalence Checker、Conformal Low Power、 Modus DFT Software Solution、Voltus™ IC Power Integrity Solution、Tempus™ Timing Signoff Solution、Quantus™ Extraction Solution、Physical Verification System (PVS)、Cadence CMP Predictor (CCP)、Cadence Litho Physical Analyzer (LPA) が含まれます。
Samsung Electronics社コメント
Ryan Lee氏 (Vice president of Foundry Marketing):
「我々の8LPPプロセスでは、先端FinFETノードの従来世代と比較して、最適なPPA (Power, Performance, and Area) を提供できるため、モバイル、ネットワーキング、サーバー、車載製品をはじめとするアプリケーションに大きなメリットを提供でます。認証されたケイデンスのデジタルフルフローおよびサインオフツールを使用することで、お客様がSamsungのこの先端プロセス技術の利点を迅速かつ容易に体験できるよう、我々はケイデンスと緊密に協業してきました。」
ケイデンス・コメント
KT Moore (Vice president, product management in the Digital & Signoff Group):
「ケイデンスのRTL-to-GDSIIリファレンスフローがSamsung Foundryの認証を取得したことにより、Samsungとケイデンスのお客様は、8LPPプロセスを使用して高性能デザインを開発すること、そして製品をより早く市場に投入することが可能となります。ケイデンスのSamsung Foundryとの継続的な協業は、先端ノードの技術革新実現に向けた積極的な取り組みを示すものです。」
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