ケイデンス、ARMのCoretex-A73 CPUおよびMali-G71 GPUコア向け10nmリファレンスフローのRAK(Rapid Adoption Kits)を提供
横浜, 01 Jun 2016
要旨:
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、5月29日(米国現地時間) 、ARM Cortex®-A73 Central Processing Unit (CPU) および2017年に向けた最先端モバイル機器に搭載されるバーチャルリアリティ (VR)や拡張現実 (AR) 体験を強化するARM Mali™-G71 Graphics Processing Unit (GPU) の開発において実際に使用されたARM社内フローをベースに、RAK(Rapid Adoption Kits)が開発され利用可能になったことを発表しました。この開発を通して、ケイデンスとARMは、ケイデンスのデジタルインプリメンテーションツールおよびサインオフツールを使用した10nmメソドロジーの開発において協業しました。さらに、ケイデンスはARMとの親密な協業を通して、RAKがさらに早期の設計収束及び最適なPPAを提供できるように、最新のEDA技術とPDK(Process Design Kit)提供しています。常に改善を重ねる事で、設計者に対して最も高性能でエネルギー効率に優れたモバイル機器の設計を行う基盤を提供します。
また、ケイデンスはRAKの他にも、システム、サブシステム、IP検証、パフォーマンス最適化、ソフトウェア開発の生産性を向上させる機能も提供しています。今回発表されたRAKは、Cortex-A73およびMali-G71向けに、性能で業界をリードするARM ArtisanフィジカルIPおよびARM POP IPを利用することで、厳しいPPA(Power/Performance/Area)目標を達成することが可能になります。
今回の新しいプロセッサーに対応するため、ARMとケイデンスは、以下の取り組みで協業を行いました:
ARMコメント
James McNiven氏 (general manager CPU and media processing groups):
「ARM Cortex-A73とMali-G71の性能と電力効率が大幅に向上したことによって、デバイスメーカーはモバイル機器の消費電力の制限範囲内でcontextual体験および視覚体験を取り入れることができるようになりました。ケイデンスとの継続的な協業を通じて、我々はお客様に対して早期の差別化を達成するための開発環境を提供し、次期2017年フラッグシップモバイル機器において、かつてないVRおよびAR体験を実現するためのお手伝いをさせていただきます。」
ケイデンス・コメント
Anirudh Devgan (senior vice president and general manager of the Digital & Signoff Group and the System & Verification Group):
「ケイデンスの先進的なデジタルインプリメンテーションおよびサインオフソリューション、システム設計・検証ツールとARMのCortex-A73そしてMali-G71 GPUを相互最適化するために、ARMと密接な協業を行ってきました。モバイル分野のお客様は今日にも設計を開始することができます。我々は、お客様が自信を持って新しいテクノロジーを採用し、市場参入期間を短縮できるよう、RAKの網羅的なテストを行ってきました。」
RAKをサポートするケイデンスツールの詳細な情報は、
www.cadence.com/news/armrakをご覧ください。
CadenceおよびCadenceロゴはCadence Design Systems, Inc.の登録商標です。
その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
- ケイデンスは、最新デジタルインプリメンテーション及びサインオフ技術を、性能で業界をリードするARM ArtisanフィジカルIPおよびARM POP IPと共に最適化することによって、RAK(Rapid Adoption Kits)を開発。ARM Cortex-A73 CPUおよびARM Mali-G71 GPUの性能を引き出し、設計者は厳しいPPA(Power/Performance/Area)目標を達成することが可能に
- ARMは、ケイデンスのデジタルおよびサインオフツールを使用してARM Cortex-A73 CPUとARM Mali-G71 GPUを設計し、RAK開発のベースとなるリファレンスフローを整備
- 両社の協業により、ARM Cortex-A73ベースの設計向けに最適化された、ケイデンスのデジタル、サインオフ、システム設計および検証ツールを使用することにより、設計者は設計全体のPPA目標を達成し、タイム・トゥ・マーケットを短縮することが可能に
ケイデンス・デザイン・システムズ社(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ市、以下、ケイデンス)は、5月29日(米国現地時間) 、ARM Cortex®-A73 Central Processing Unit (CPU) および2017年に向けた最先端モバイル機器に搭載されるバーチャルリアリティ (VR)や拡張現実 (AR) 体験を強化するARM Mali™-G71 Graphics Processing Unit (GPU) の開発において実際に使用されたARM社内フローをベースに、RAK(Rapid Adoption Kits)が開発され利用可能になったことを発表しました。この開発を通して、ケイデンスとARMは、ケイデンスのデジタルインプリメンテーションツールおよびサインオフツールを使用した10nmメソドロジーの開発において協業しました。さらに、ケイデンスはARMとの親密な協業を通して、RAKがさらに早期の設計収束及び最適なPPAを提供できるように、最新のEDA技術とPDK(Process Design Kit)提供しています。常に改善を重ねる事で、設計者に対して最も高性能でエネルギー効率に優れたモバイル機器の設計を行う基盤を提供します。
また、ケイデンスはRAKの他にも、システム、サブシステム、IP検証、パフォーマンス最適化、ソフトウェア開発の生産性を向上させる機能も提供しています。今回発表されたRAKは、Cortex-A73およびMali-G71向けに、性能で業界をリードするARM ArtisanフィジカルIPおよびARM POP IPを利用することで、厳しいPPA(Power/Performance/Area)目標を達成することが可能になります。
今回の新しいプロセッサーに対応するため、ARMとケイデンスは、以下の取り組みで協業を行いました:
- Genus™ Synthesis Solution、Innovus™ Implementation System、Quantus™ QRC Extraction Solution、Tempus™ Timing Signoff Solution、Voltus™ IC Power Integrity Solution、Conformal®製品群を含む、ケイデンスのデジタル設計およびサインオフソリューションを搭載した包括的なフローを提供するリファレンスメソドロジーを用いることによりPPAインプリメンテーションを最適化
- ケイデンスのデジタルインプリメンテーションおよびサインオフフローを使用して、 Cortex-A73およびMali-G71にも対応する10nmメソドロジーを開発
- Palladium® Z1 エンタープライズ向けエミュレーションプラットフォームを活用したSoCの消費電力と性能の策定; Interconnect Workbenchを使用してARM CoreLink™ CCI-500および CCI-400ベースのシステムの性能を最適化。ケイデンスの検証ツール、Palladium Z1エミュレーションおよびVerification IPを活用したストレステストの実施
- Palladium Z1 エンタープライズ・エミュレーションプラットフォームとCortex-A73 Fast Modelの統合によってSoCソフトウェアの早期開発が可能に; 従来と比較し、ARMはOSの立ち上げを最大で50倍、ソフトウェアの実行を最大で10倍高速化
ARMコメント
James McNiven氏 (general manager CPU and media processing groups):
「ARM Cortex-A73とMali-G71の性能と電力効率が大幅に向上したことによって、デバイスメーカーはモバイル機器の消費電力の制限範囲内でcontextual体験および視覚体験を取り入れることができるようになりました。ケイデンスとの継続的な協業を通じて、我々はお客様に対して早期の差別化を達成するための開発環境を提供し、次期2017年フラッグシップモバイル機器において、かつてないVRおよびAR体験を実現するためのお手伝いをさせていただきます。」
ケイデンス・コメント
Anirudh Devgan (senior vice president and general manager of the Digital & Signoff Group and the System & Verification Group):
「ケイデンスの先進的なデジタルインプリメンテーションおよびサインオフソリューション、システム設計・検証ツールとARMのCortex-A73そしてMali-G71 GPUを相互最適化するために、ARMと密接な協業を行ってきました。モバイル分野のお客様は今日にも設計を開始することができます。我々は、お客様が自信を持って新しいテクノロジーを採用し、市場参入期間を短縮できるよう、RAKの網羅的なテストを行ってきました。」
RAKをサポートするケイデンスツールの詳細な情報は、
www.cadence.com/news/armrakをご覧ください。
CadenceおよびCadenceロゴはCadence Design Systems, Inc.の登録商標です。
その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
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